身近な自然  

2016年5月30日月曜日

コチドリ、カラスの貯食行動、ガビチョウの声 5/28

28日の朝、近くの田んぼに水が張られ、田植えが行われていた。午後、その田んぼにさっそく夏鳥のコチドリのペア?が来ていた。去年から散歩コースでコチドリがよく見られるようになり、今年も水が張られるやすぐにやってきたようだ。去年は7月中旬くらいまでよく見られたのでどこか近くで繁殖しているのでは?と思っている。


ハシブドガラスが白いものをくわえて畑におりたった。見ていると、枯草をかぶせている。カラスの貯食行動とピンときた。カラスがいなくなってから、探してみると、枯草の下に土がついたご飯が隠されていた。以前にも同じ場所でご飯をくわえているのを見ている。どうやらどこかで残飯として捨てられているらしい。やめてほしいものだが.....。



5月23日、開け放った北側の窓からにぎやかな声が聞こえてきた。ガビチョウの声では?と近くの雑木林に姿を求めて行ってみたが、すでに声もなく、確認できず。翌日、林内を歩いているとまた声が聞こえてきた。ギョッ、ついにガビチョウが!? その翌日も声を聞いたが、ついに姿は見られず、その後声は聞こえなくなった。ちょっと安心したが、カオジロガビチョウがヒヨドリなみに普通に見られるようになった今、同じニッチのガビチョウが生息するようになっては、生態系に影響が出ると思われる。藪を好む両種、そういう点からも荒廃した里山を整備するのは意義がある。
ガビチョウの声

2016年5月29日日曜日

オオムシクイ

28日の朝、通過中のオオムシクイに出会う。北に向かう途中、律儀に?毎年立ち寄ってくれる旅鳥である。この雑木林を通過していく鳥たちのしんがりをつとめている鳥といったところかな?鳴き声に特徴のあるこのムシクイさんに会わないと、何か忘れ物をしたような気がする。今年の声

記録によると、最初の出会いは自然観察を始めて数年目の1995年6月2日となっている。その時は何の鳥の声か不明で、後にメボソムシクイの亜種コメボソムシクイと判明。ところが2005年頃から別亜種のオオムシクイだという説が有力となり、2012年「日本鳥類目録」改訂第7版で、ようやく晴れて?オオムシクイとなった経緯がある。

毎回高いところで活発に動き回って、なかなか証拠写真を撮れず....。顔が映ってないこんな画像のみ(-_-;)。

昔撮った画像もこんな程度じゃ


今日も別個体かもしれないが、声が聞こえた。

2016年5月27日金曜日

クワコ、アカスジキンカメムシ、コガタノミズアブ、クロウリハムシ、ミツボシハマダラミバエ、マガリケムシヒキ

クワに一匹のクワコを発見。去年はたくさん見つけ、持ち帰って自宅で羽化させたが、今年はようやく一匹のみ。カイコはこのクワコを改良したもの。

見つけると嬉しいアカスジキンカメムシ ブローチにしたい昆虫のひとつ

コガタノミズアブ♂ 写真ではよく分からないが、ライムグリーンがよく目立つ小さなアブ

クロウリハムシ とても多いハムシ

ミツボシハマダラミバエ 
葉の上でくるくるダンスをしている小さなハエ

マガリケムシヒキ
名前の由来は頭の後ろにまつ毛みたいなクルッとカールした毛があるところから。私のカメラで撮るのはちょっと無理。漢字で書くと曲毛虫引かな?私だったらケダラケムシヒキと命名したいな。

ヒカゲチョウ、蛾4種 ヒロバツバメアオシャク他

ヒカゲチョウ初認。今年は早いようだ。


蛾もいろいろ見られるようになった。

ヒロバツバメアオシャク  アオシャクの中でもなかなか美しい蛾

キスジホソマダラ これからよく見られる蛾

ウスキクロテンヒメシャク  小さな蛾だが、葉にピタッととまっているのをよく見る

モンキクロメイガ  葉の裏でかくれんぼ



2016年5月22日日曜日

アオハダトンボ、ヒメジャノメ、キタテハ、モンキチョウ

17日にアオハダトンボを確認したものの、その後気温が低めだったせいか見られず、暑くなった5日目になってようやく出会えた。17日はまるでハグロトンボのようだったが、かなりアオハダらしくなっていた。ここの林縁で♂を見るのは初めて。水路を通って卵かヤゴが流れ着いてここで羽化したのではないかと思う。アオハダトンボは羽化した場所からあまり遠くまで飛んでいかないと聞いている。♀がいるわけでもなく、一体このアオハダは一匹でどうするのだろうか。





今年初のヒメジャノメを見る


夏型のキタテハが活発に飛んでいた。

ナヨクサフジで産卵するモンキチョウ
クサフジにかわって外来種のナヨクサフジが増えている


2016年5月18日水曜日

ダビドサナエ、チャバネアオカメムシ、ホシハラビロカメムシ、エサキモンキツノカメムシ

日差しが強いものの、カラりとしたお天気。昨日のアオハダトンボっぽいハグロトンボ?を探しに行ったが、今日は出没しなかった。代わりにダビドサナエに出会った。やはりこの林縁の水路でうまれたのだろうか?

最近見たカメムシ2種
チャバネアオカメムシ


ホシハラビロカメムシ 名前の通り星の模様がポイント

エサキモンキツノカメムシ ハートのマークがチャーミング

ギンツバメ、ウスキミスジアツバ、キマダラカミキリ

最近見た蛾2種
ギンツバメ  
葉の上にピタッと止まっているのをよく見る。なかなかシックな模様の美しい蛾。

ウスキミスジアツバ ヤガ科
三筋が特徴的

キマダラカミキリ
クワの葉に止まっていた。

サトキマダラヒカゲ初認、テングチョウ、庭のバラ

17日、今年初のサトキマダラヒカゲを確認。活発に飛び回っていた。

テングチョウ
あまり翅が痛んでないので、越冬個体ではなく、今年生まれかもしれない。

庭のバラ
今年は例年より大きく咲いてくれた。全種?活けてみる。

2016年5月17日火曜日

ニホンカワトンボの交尾&アオハダトンボ初見

日曜日の朝、雑木林でニホンカワトンボの交尾を見た。右が♂、左が♀ここでは初めて見たかも。

動画


同じ日曜日に、こにタンさんから早々とアオハダトンボ♂を確認との連絡を受け、今日雨があがってから行ってみた。同じ個体と思われるトンボを発見。

確かにアオハダトンボのようだが、ちょっと変。アオハダトンボの♂の特徴である光沢のあるグリーンではなく、黒っぽく、おまけに向こう側が見えるほど薄い。これって羽化して間もないということなのだろうか??初認と聞いて3日もたっているのに??

どう見てもアオハダだよね~


30分ほど他を回って戻ってきてみると、すでに姿はなく、別の場所に移動していた。同じ個体だと思う。飛ぶ姿はハグロトンボのように見えた。

画像をよく見るとお腹の先っぽの下側が白く見える。これはアオハダの特徴のはず。

明日から暑くなるとのこと、アオハダの動きも活発になる。さて、どう変化していくのかじっくり観察してみよう。

2016年5月16日月曜日

5/14 シロコブゾウムシ、ハスジカツオゾウムシ、コフキゾウムシ

いっせいに発生したらしく、シロコブゾウムシがあちこちで見られた。
団子状態



ちょっとのぞき込んだら、この通り、私死んでますポーズのハスジカツオゾウムシ

鱗粉で覆われている小さなコフキゾウムシ。クズの葉を食害しているのがよく見られる。
鱗粉がはがれている個体。大きさもかなり違うので別種のように見える。