身近な自然  

2023年5月31日水曜日

マガモ、オシドリのペア、ノスリ、オオヨシキリ、ハシブトガラスの集団

 Eさんからの水鳥情報
水産試験場隣接の北の池は水鳥たちのオアシスで、冬の間カモたちが多く見られる。初夏のこの時期、移動中のカモが一休み?していくのが見られたとの情報。

24日から数日滞在していたマガモの♂ 28日にはすでに移動していなくなっていたそう。

28日の夕方、Eさんがいつものカルガモが飛んできたと思い見てびっくり。オシドリのペアだったとのこと。すぐに奥に入っていったそうなので、たまたまのグッドタイミングで見られたとはラッキー!! マガモもオシドリも北へ移動中にちょっと羽休めに降り立ったものとみられる。遅い移動ということは、近場の繁殖地の長野県あたりに行くのかも。この時期に身近なところで見られるのは珍しい。
ノスリ
私はノスリにとって要注意人物らしい。この日もすぐ上空で警戒される。ヒナ達は順調に育っているようだ。
オオヨシキリ
桃ノ木川上流100mの間に3羽のギョギョシが聞こえた。これからもっと密度が高くなるのでは?2羽はヨシの中で鳴いており、この1羽は近くの木の梢でひっきりなしに鳴いていた。お疲れさん。
毎年この時期カラスたちの集団が大騒ぎ。29日はハシブトガラス内の闘争?なのか家の中まで鳴き声が聞こえてくるほど騒がしかった。ノスリのヒナが襲われたのかと心配して見にいったが、そうではなく、内部の勢力争いらしい。カラス語が分かると面白いだろうけど。

おまけ:5月30日の空 飛行機雲が2本。これからお天気は下り坂かな。

2023年5月25日木曜日

エゴノネコアシフシ、エゴノキハツボフシ、クヌギカメムシ、アシナガグモ、ダイミョウセセリ

エゴノネコアシフシ
雑木林に多いエゴノキにエゴノネコアシアブラムシが寄生し作った虫こぶ。最近見ないなぁと思って、探していたが、今朝、観察しやすい若木に3個ついているのを見つけた。この虫こぶはこれから大きくなり、バナナ状の房のようになる。この虫こぶを形成するエゴノネコアシアブラムシの生活環は大変興味深く、単為生殖をしたり有性生殖をしたり、季節ごとに寄生する植物を変えたりするという驚くべき習性を持っている。低い目線で久しぶりにじっくり観察できそう。

エゴノキハツボフシ
なんと同じ木に別の虫こぶ3個ついていた。こちらの虫こぶはエゴノキニセハリオタマバエという長ったらしい名前のタマバエが形成者。このタマバエの生活史もかなりユニーク。上記のエゴノネコアシフシは7月に有翅虫がバナナの先から飛び出してくるが、こちらのタマバエが出現するのは来年の5月頃。つまりこの虫こぶはこのまま夏と冬を越すというな仕組みになっているらしい。自然界は不思議に満ちている。
クヌギカメムシ
ずっと幼虫ばかり見ていたが、ようやく成虫に出会った。青々している成虫を見ると、秋から冬にかけての赤っぽい色と随分違うことが分かる。
クヌギカメムシの横で、アシナガグモが卵のうを守っていた
ダイミョウセセリ 今季初。

2023年5月19日金曜日

ノスリ、コゲラ

 昨日、今日と夏鳥の通過はなし。メボソムシクイが来てもいい頃だが、通過個体が少ないので、出会えるのは運次第。

雑木林に入ったとたん、ノスリがすぐに近くにやってきた。私はノスリにとって、要注意人物になっているらしい。昨年はオオタカだったが、今年はノスリが繁殖。昨日1羽のヒナをチラリと確認できたが、何しろ親が警戒しているので、じっくり見ることができない。ノスリはまだ穏やかだが、オオタカの場合は頭すれすれに威嚇してくるので、かなり怖い。この時期、親たちは子どもを守るために必死なので、巣を覗くのはタブー。

優しい目で睨んでいる?雌かも。

巣には近づかないようにして、かなり離れたところにいるにも関わらず、ついてくるぅ~。

庭にやってきたコゲラ 
3羽いた。この春生まれた幼鳥たちかな?

2023年5月17日水曜日

キビタキ、イカル声、ゴマダラチョウ、ヤマボウシの花、マメガキの花

あつ~い一日。今日の前橋は午後3時頃、34.3℃の真夏日になったとのこと。窓全開で凌ぐ一日だった。

今朝の夏鳥はキビタキの声・姿、センダイムシクイの声だった。5月半ばになっても渡りは続いているようだ。昨年はキビタキ♀が5月半ばに巣材を運ぶ様子が見られ、ひょっとして繁殖かと思われたが、その後♀には会えず、♂は6月12日を最後にいなくなった。はたして今年は?

昨日の朝はイカルのさえずりと地鳴きが聞かれた。声 → こちら

大きなチョウが目に入った。すぐ逃げられてしまったが、ゴマダラチョウのようだ。この時期、外来種のアカボシゴマダラもおり、春型は両方とも白っぽいので、よく見ないと識別できない。
ヤマボウシの花
フィールドの雑木林に1本だけあるヤマボウシ。目立たないが花をつけていた。
マメガキの花。秋には小さな実をつける。

2023年5月13日土曜日

モズ、ホソミイトトンボ

 今朝の夏鳥、キビタキの声、エゾムシクイの地鳴きらしい声を確認。まだ通過が続いているようだ。

久しぶりのモズの声を聞いた。双眼鏡で見ると、無事に巣立った幼鳥たちのようだ。我が家に頻繁にやってきていたモズの子どもではなく、近くの別のペアの子どもたちだ。

我が家に来ていたペアは“はやにえ”を残したまま、全く姿を見せていない。気配が消えて3週間程なので、もし近くで繁殖していれば、あと一週間ほどで巣立つはず。


ホソミイトトンボが家の裏にいるのを発見。4月10日に家の畑で見ているが、同じ個体だろうか? 昨年の9月21日に家の畑脇で見たのが最初。そのまま近くで越冬したということなのか、よくわからず。不思議なトンボ。

2023年5月12日金曜日

ソメイヨシノのさくらんぼ、セグロセキレイ

実をつけないはずの ソメイヨシノに実がなっていた。近くにヤマザクラ、オオシマザクラがあるので、交雑した実と思われる。まれに見られる。

セグロセキレイがさかんに鳴いていた。どうやら私を気にしているようだ。よく見ると餌をくわえている。近くに幼鳥がいるらしい。ごめんごめん。
急いで離れて、遠くから見渡すと、道路に幼鳥の姿があった。親がやってきて餌を与えていたようだ。

2023年5月11日木曜日

キビタキの声、ツバメ、オオシマザクラの実、はやにえその後

 今朝の夏鳥、センダイムシクイ、キビタキの声。両種ともよく鳴いていた。キビタキの姿はチラリ。鳴きながら高い梢を巡回しており、背中の黄色が点のようにしか見えなかった(^^;。              → こちら

我が家に玄関に頻繁に2羽のツバメがやってきて、巣の場所を点検している様子。昨年は7月に抱卵をしていたが、スズメ?に邪魔をされたのか、孵化まで至らず。さて、今年はどうだろうか。

オオシマザクラの実
2013年6月に実を採取し、12月に撒いたところ2014年4月に発芽。鉢で育てたオオシマザクラはあまり大きくならず、それでも花は咲き、実をまばらにつけている。
その下の枝に4月19日に「はやにえ」にされたトカゲが干物になったまま、忘れられている....。頻繁に来ていたモズの姿はこの後ピタリ来なくなり、近くで子育てしているはずだが、全く気配がない。近くの別のペアもよく鳴いていたのに、今はやはり気配を消している。不思議。

2023年5月10日水曜日

ツバメ、イワツバメ

今朝の雑木林では、夏鳥のエゾムシクイ、センダイムシクイの声が響いていた。まだ通過が続いているようだ。毎年見られるのに今年はまだ見ていない夏鳥はオオルリ、コサメビタキなど。

ツバメたちが抱卵を始めている。
Tさん宅の作業場 昨年はカラスに襲われ、1回目は失敗。別の場所で無事巣立った。今年は1回目と同じ巣を再利用しているが、作業場の戸は常に開いている状態なので、カラスが心配。

Nさん宅の玄関前。昨年に続き今年も抱卵中
道の駅近くの橋で繁殖準備中のイワツバメ。畑の土を運んでいるらしい。

ニホンカワトンボ、クヌギカメムシ、ヨコヅナサシガメ、ヒメマイマイカブリ、セリバヒエンソウ、ノイバラ

細ケ沢川近くの2箇所で、ニホンカワトンボが見られた。透明型もいたが、逃げられた。褐色型のどちらも♂のようだ。

まだ幼虫のクヌギカメムシがいた。あと2回くらい脱皮するのでは?

昨日見たヨコヅナサシガメ 
冬に越冬していた個体だろうか。すっかり成虫になっている。
ヒメマイマイカブリ 
出会うと嬉しい甲虫。逃げ足が速く、よくわからなかったが、多分♀。
セリバヒエンソウ 外来種だけど、姿が好きな植物。川沿いに群生している。
ノイバラは満開。
花が咲くのが早く、いつも見られる食痕がないので、クロヒメオトシブミはまだのよう。

2023年5月9日火曜日

ガビチョウ

 昨年もそうだったが、4月末頃からガビチョウがやってきてにぎやか。桜の枝に止まり、気持ちよさそうに囀っていた。しかし、他の鳥たちの声をかけ消す音量なので、かなりやかましい。カオジロガビチョウのようにまだ定着をしていないように見えるが、時間の問題ではと思っている。


おまけ:今日の飛行機雲

煙突からの煙ではありません。

2023年5月6日土曜日

ノスリ

 5月に入っても夏鳥の通過は少ないようで、これからなのか、すでに繁殖地に行ってしまったのか不明。今朝はキビタキの声がかすかに聞こえていた。カオジロガビチョウとガビチョウが大音量で鳴いており、他の鳥の声がかき消される状態(-_-;)。クロツグミやコジュケイの声を交えたガビチョウの鳴き声が林内に響き渡っていた。ノスリがすでにヒナが孵ったのか、♂が警戒をしていた。

かなり遠くにいたノスリの♂が私の姿を見つけたのか、近くまでやってきて頭上を旋回していた。猛禽にとっては私は要注意人物(^^ゞ。
おまけ:鯉のぼりと榛名山