身近な自然  

2018年5月7日月曜日

エゴツルクビオトシブミのゆりかご作り

夏鳥の通過ピークは過ぎたのか、今朝は静かだった。

エゴノキに作られるゆりかごが今年はまだ一個も見つからず、例年より遅いのでどうしたことかと思っていたら、たまたま探していたエゴノキでゆりかごを作っているエゴツルクビオトシブミの♀に出会った。
このようなグッドタイミングはなかなかないので、ラッキー\(^o^)/。それも観察しやすい目の高さで作っていた。

まず葉を切って、葉脈を咬んでしならせるので、7時前には作り始めたと思われる。

7時19分
巻き始めたところ

7時40分
巻きつづけている


7時54分
中に折り込んでいく

ありゃ、ここで電池切れ。
別のカメラを取りに戻る....(-_-;)
8時14分

8時25分
最後の仕上げ


8時30分
上の葉折り込み完成

8時33分
点検をし、ゆりかごを離れる♀


作り始めるころまでは♂も近くにいるはずだが、すでに離れた後だった。♂はゆりかご作りの手伝いは一切せず、♀のみで作り上げる。いつも見ていて「少しは手伝いなさいよ!」って言いたくなる^^;。葉の大きさにもよると思うが完成までにほぼ1時間半以上かかると思われる。ほどけずしっかりとしたゆりかごはまさに“おとしぶみ”。いつ見てもすごい虫わざ、感心するばかり....。このゆりかごは卵から孵った幼虫の餌になる。ゆりかごが茶色になった頃、やがて穴を開けて出てくる。一度その瞬間に出会ったことがあったが、また見てみたいもの。この場所、覚えておこう。