身近な自然  

2022年4月28日木曜日

ガビチョウ

ここ数年ガビチョウの声を散歩コースで時々聞いていたが、最近は家の近くで 頻繁に声を聞くようになってきた。いつもの雑木林でもよく鳴いているのを聞いていたが、今朝ついに近くで姿をとらえた。いよいよ定着かもしれない。そばで、この辺りでは普通種になってしまったカオジロガビチョウまでがチヨチヨと鳴いていた。同じチメドリ科の仲間同士、争いはないのだろうか。この2種が増えると、生態系への影響が懸念される。

正面顔

かなりやかましいので、他の鳥たちの声もかき消されちゃう。

2022年4月26日火曜日

フタスジハナアブの幼虫、ヨスジノメイガの幼虫

 林縁の葉の上に変わった形状の芋虫がいた。1センチちょっとくらいの大きさなので、よく分からない。画像で拡大してみて、アブの幼虫らしい分かった。フタスジハナアブの幼虫と思われる。な~んか原始的だねぇ~。

ヨスジノメイガの幼虫
庭でEさんがムラサキシキブにたくさん幼虫が発生して葉を食べているよと教えてくれた。わぉ~、うじゃうじゃいて、ムラサキシキブの葉が食べつくされている感じ。手でトールで駆除、シャーレに入っていただく。
成虫を撮った画像があった、家の中で見つけた時の画像らしい。筋が4本あるので、ヨスジの名前がついたようだ。

2022年4月24日日曜日

キビタキ、アカハラ

 朝から曇天。気温もやや低く、センダイムシクイはよく鳴いていたが、キビタキは地鳴き程度で姿は見えたものの、暗くてシルエット状態。露出補正でようやっとこの証拠写真。

高い梢に止まっていたアカハラ  毎年夏鳥に混じって見られる。これから高原に移動か。

2022年4月23日土曜日

夏鳥飛来 オオルリ他、ナナフシ

昨日はキビタキに出会った。丁度いい所に止まったので、写真を撮ろうとしたらアッという間飛んでいってしまい、その後は会えずじまい。移動中なのか、アオジ、ビンズイが見られた。この時期出会うことが多い。

今朝はセンダイムシクイ、エゾムシクイの声を聞く。複数来ていたようだ。クロツグミもまだいるようで、今朝も遠慮気味に鳴いていた。サンショウクイは数回鳴いていたが、葉の陰で姿は見えずだった。昨日のキビタキがまだいるのか声は確認。

オオルリはバッチリ見られたが、美声はなし。


ナナフシの可愛い幼虫をEさんから5匹もらった。ラズベリーに放す。全くの保護色。3匹はどこにいるのか分からなくなってしまった。指に乗せて記念撮影をしようとしたが、動きが早く思うようにはいかなかった(^^;。1匹は成虫になるまで飼育予定。

2022年4月21日木曜日

夏鳥飛来 クロツグミ、ホシアシブトハバチ

 夏鳥飛来の季節、18日にはサンショウクイ2羽をちらりと見たが、他の鳥たちはこれからのようだ。今日午後雑木林に行ってみたところ、思いがけなくクロツグミに遭遇した。高い枝に止まった鳥がいたので、アカハラかな?と思い双眼鏡で確認したところ、クロツグミだった。あまり黒っぽくは見えなかったので、若鳥かもしれない。まだ本格的には鳴いてくれず、ささやくような声で遠慮がちに鳴いていた。


正面を向いてくれたので、クロツグミと判明。去年は一週間ほど滞在していたが、今年は?

ホシアシブトハバチ
我が家の畑の脇に植わっているエノキ、大きくなっては困るので、強剪定を毎年行っているが、非常に強い樹木で、切っても切っても毎春枝を伸ばし、葉を茂らせている。
今日、毛深くて、派手なハバチがエノキにやってきていた。どうやらエノキを食草とするコンボウハバチ科のホシアシブトハバチらしい。若葉に産卵だろうか。そのうち幼虫が見られるかもしれない。

2022年4月20日水曜日

イチモンジカメノコハムシ、セモンジンガサハムシ、ニワトコの花、ニワトコヒゲナガアブラムシ、ハリギリの幼木

雑木林のムラサキシキブの葉に今年初のイチモンジカメノコハムシを見つけた。これから夏にかけて多数見られる。

サクラにつくセモンジンガサハムシはどうかな?と思い、何気なく低く垂れていたサクラの葉を見上げたところ、ばっちり1個み~つけ。こんなこともあるのねとちょっとビックリ
林縁にあるニワトコの花が満開になっていた。そういえば、あまりじっくり花を見たことがないが、小さな花が密集して咲いていた。スイカズラ科の樹木。
手元の薬草図鑑を見ると、昔ニワトコの枝を黒焼きにし、うどん粉と食酢を加えてパスタ状に練ったものを接骨した患部に厚く塗って副え木をあてておく治療をしたそうだ。折れた骨を接ぐという意味で、生薬の接骨木(セッコツボク)という名がついたとのこと。

画像を拡大して、気が付いた。アブラムシのようなグリーン色の虫がいっぱいついていた。ニワトコにつくニワトコヒゲナガアブラムシらしい。
有翅のアブラムシはニワトコから別のいろいろな植物に二次寄生するらしい。画像で見る限り翅はないようだ。今度もっとよく見てみよう。

足元にカキドウシの花が咲いていたので、何気なく撮って、あとで画像を見て。二度ビックリ。ニワトコヒゲナガアブラムシが花びらに乗っている。落ちた?のだろうか。
追記:翌日、再度ニワトコを見たが、びっくり。葉の裏や枝という枝にニワトコヒゲナガアブラムシがびっしり覆いつくしている。これでニワトコ弱らないのだろうか。
成虫、幼虫、有翅成虫などうじゃうじゃ、気持ち悪~~

ハリギリの幼木
雑木林にハリギリの大木があり、その幼木。育てたいと思い、刈られないように目印の棒をさしている。どのように大きくなっていくのか、観察したい。トゲがすごいので、嫌われるかもだが.....。

2022年4月16日土曜日

キランソウ、マムシグサ、アオキ、マルバアオダモ、スジグロシロチョウ、ツマキチョウ、ノスリ

 キランソウ


地面に張り付いているところからジゴクノカマノフタの怖い別名があるが、なかなか美しい花。
マムシグサ 雑木林の定番
アオキの雄花 

雌花
マルバアオダモ  いつのまにか咲き始めていた
スジグロシロチョウ
ツマキチョウ  スジグロに混じってたくさん飛んでいた。遠くのショカッサイにようやく止まってくれた。かろうじての証拠写真。
活発に飛び回っており、なかなかとらえられず....。
翌日撮った♀

ノスリ
2年続けて繁殖したノスリだったが、昨年、今年と巣は作ったものの、抱卵には至らず、諦めたようだ。時々2羽でやってきて、寂しげな声で鳴きながら飛んでいる。

2022年4月14日木曜日

ホタルカズラ、イヌシデ、コナラ、ウコンザクラ

秘密の場所(といっても家から数分のところ)にホタルカズラを見に行く。場所が崩れそうなところなので、花が咲いていると今年も無事だったとホッとする。

咲き始めは赤紫色で、徐々にコバルトブルー色に変化する
陽が当たる今にも崩れそうな傾斜地
ホタルカズラは群馬県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されている貴重な山野草。20年くらい前?に見つけて、それ以来、毎年無事を確かめている。つる性の山野草で、茎が地面を這って伸びているらしいが、このようなところなので確かめるのが難しい。参照:図鑑のイラスト


桜と交代するように、木々が一斉に芽吹きはじめ、雑木林は浅黄色に染まってきた。林縁を歩いていると、イヌシデの雄花がたくさん散らばっている。
5月になると、穂状になった果実が目立たないけれど、たくさん垂れているのが見られる。雑木林はイヌシデが圧倒的に多く、アカシデは少ない。

コナラの雄花も目立たないが、たくさんぶらさがっていた。高い所なので、雌花ははっきり撮れず。
公園のウコンザクラが満開になっていた
4月10日はまだ蕾
おまけ:
今朝収穫してきた食材 ホタルカズラのそばにたくさんあったセリ。お浸しでいただく。
雑木林が明るくなって、ここ数年タラノ木が増えており、タラの芽が採れるようになった。朝から天ぷらにしていただく。棘の多いオダラも棘のないメダラも美味しい。畑脇に勝手に増えているノビルはお味噌をつけていただく。
ご馳走様