身近な自然  

2016年11月13日日曜日

カネタタキ 11/10

今日は小春日和になり、風もなく気持ちの良い日だった。林縁では冬鳥のカシラダカ、アオジなどが見られた。

庭ではまだカネタタキがよく鳴いている。5度を下回る朝もあったが、昼間、か細い声でしきりに鳴いている。外で見たことがないのに、家の中で見つける可能性がある不思議な虫。今年も家の中を移動して鳴いていたが、見つけられなかった。1センチほどの小さな虫だから声はすれども姿は見られないことが多い。

去年の9月に家の中で見つけたカネタタキの♂ この小さな翅をこすりあわせてチッ、チッと鳴く。翅のない♀も見たいと思っていたら.....

先日、裏口においてあった野菜を洗おうとして、ピョンと飛び出した虫がいた。カネタタキの♀だった。見たいと思っていた♀、♂にある翅のようなもは確かにない。産卵管はしっかりあったが、尾肢がとれていた。


カネタタキの声は冬鳥のジョウビタキによく似ていると思う。カネタタキの名前は鉦を叩く声からつけられており、ジョウビタキは火打石を打ち合わせる音が名前の由来である。どちらも高い周波数。しかし体の大きさを考えると、カネタタキが大きな音を出せる仕組みってスゴイ。