身近な自然  

2020年12月21日月曜日

キジバトの紛綿羽

野鳥用水盤の水を替えてすぐにキジバトがやってきたらしく、このとおり、水面が白っぽく汚れている。 他の鳥の水浴びでは決して見られないが、 キジハトが水浴びをすると、必ずこのようになる。

先日の探鳥会で、羽に詳しい方に聞いてみたところ、水盤の汚れはハト類にある羽毛の紛綿羽のせいであることを教えてもらった。紛綿羽(ふんめんう)とは初めて聞くことばだ。

調べてみると、紛綿羽は換羽しない羽毛で羽の先が崩れて粉末(ケラチン質)となったもので、この粉末を羽に塗って、防水したり、汚れをとったりしているらしい。他の鳥は腰部にある尾脂線から分泌される脂を羽毛に塗っているが、その役割を紛綿羽がやっているということのようだ。紛綿羽は尾脂線が発達していないハト類、インコ類、サギ類に見られるそうだ。ようやく、キジバトの水浴び後の汚れが解明した。すっきり!!(^^)!