身近な自然  

2024年7月12日金曜日

桃ノ木川上流の自然観察会 植物篇

 観察会前日に草刈りが行われたので、画像は下見の時に見られた植物。外来種が圧倒的に多い。クサノオウ、ヤブカンゾウは在来種だが、他はすべて、外来種の帰化植物。

クサノオウ
折ると橙黄色の汁が出る。その汁の中にアルカロイドを含み、薬草として利用されている。ちょっと折っただけで、皮膚に汁が簡単についてしまうが、かぶれるほどではないようだ。名前の由来は皮膚病に効くので「瘡(くさ)の王」。アリが好むエライオソームという物質がついていてアリによって種が運ばれる。
種をほぐすとまだ熟していなかったが、エライオソームがついているのが分かる。
ヤブカンゾウ
この季節、畦道などでよく見られる。
ゼニバアオイ
今やどこでも見られる外来種。花は可愛いが、繁殖力が強い。
アレチウリ
水辺では必ず見られ、特定外来植物に指定されているやっかいなツル植物。水辺から離れた民家まではびこっていたので驚く。伸びたツルが途中から逆に巻いているのがよくわかる。
ムラサキカタバミ
鱗茎で増えている。
ムシトリナデシコ
花の下にネバネバした粘液が出ている茎の部分があり、名前の由来になっている。
白花のムシトリナデシコ ちょっと珍しいのかも。
アカバナユウゲショウ
朝から咲いているのに、何で夕化粧なのか、いつも疑問に思っている。
ムラサキツユクサ アメリカ原産の帰化植物 
トキワツユクサ こちらも帰化植物
ワルナスビ 棘だらけのやっかいな雑草