身近な自然  

2021年8月22日日曜日

サギたちのねぐら ダイサギ、コサギ、ゴイサギ

 8月に入って、水産試験場の北側の池にサギたちがやってきて塒にしているという。雨の合間をぬってようやく見にいく。

18時過ぎ ダイサギ30羽ほどが止まっていた

ややはなれたところにゴイサギ(若鳥)3羽の姿 成鳥たちは木の陰で休んでいるらしく、まったく見えない。周辺が闇に包まれる頃(19時ごろ)、ゴイサギたちは“クワッ”という声を発しながら、次々と飛び立っていくのが見えた。白っぽく見えたのが成鳥で、若鳥と合わせて20羽ほどいるようだ。
コサギも....5~6羽見る。コサギは減少傾向にあるので、一度に複数見られるのは貴重かも。
他にカルガモ、カイツブリが見られた。ハグロトンボも.... 
1時間の間にダイサギは数羽単位で次々やってきて19時までには100羽以上になったようだ。北西の方面からやってくる数が多い。南、東からもチラホラ。
8月9日18時50分頃の様子(Eさん撮影)

8月10日18時50分頃の様子(Eさん撮影)
利根川付近にいるサギたちが集まって来ていると思われる
Eさんの話によると、2014年頃から少数の塒入り(多くても30羽程度)が見られるようになっていたが、去年からその数が急激に多くなったとのこと。一方群馬高専の正観寺沼(高崎市中尾町)で見られたダイサギの塒入りは去年から見られなくなったそうなので、多数がこちらの池に塒を変えたようだ。この池はサギたちにとって、天敵から身を守るために最適な場所らしい。ただスペース的に何百羽は無理と思われる。ダイサギたち同士がどのようにコミュニケーションをとって、折り合いをつけているのだろうか。他にも塒があるはずだが、調べるのはなかなか難しい。秋になるとこのダイサギは冬のダイサギと変わるので、塒をチェックしているとその交代時期が分かるのではないだろうか。