身近な自然  

2021年8月29日日曜日

ヒガンバナ

 毎日暑いのですっかり忘れていたが、そろそろヒガンバナが開花する頃だ。毎年ヒガンバナの定点観察をしている場所に行ってみる。水路のそばでいつもきれいに草刈りがされており、ヒガンバナの鱗茎がむき出しに見えているところもある。

さすがに茎を伸ばしていないか~と思って水路脇を歩いて行くと、お、一本茎が伸びていた。咲くにはあと数日?
まだ開花は早いかと思いつつ、田んぼ脇を歩いていて、おや咲いているぅ~~。ひとかたまりになって咲いているヒガンバナと遭遇。定点観察をしているところから50mくらい離れた水路脇で咲いていた。

近くを見て回ったが、他には咲いている様子はなく、ここだけかたまって咲いているようだ。どうしてここだけ早いのだろうか。

私の勝手な推測。ヒガンバナの花芽の形成時期は6月下旬頃で、今年の6月末頃の最高気温は28℃~30℃と結構暑かったので、花芽の生育がすすんだと思われる。開花は地温が大きく影響し、平均気温が20℃~25℃と彼岸頃の気温にならないと開花できない。今年はお盆頃雨が多く結構涼しい日が続いた。この場所は水が結構たっぷり流れている水路脇で、ヒガンバナの鱗茎付近の地温が低くなっていると考えられる。条件が整い、いっきに咲いたのではないだろうか。花の状態を見ると、開花は数日前と思われる。条件が揃わないとヒガンバナは咲くに咲けない。来週から気温が低くなりそうなので、ヒガンバナがあちこちで咲き始めるのでは?定点場所に通わなくては...。

コジュケイ、エサキモンキツノカメムシ、ルリタテハ、コクワガタ

 コジュケイが道を横断しているのが見えた。車が通らないのを見計らっての大胆な?行動。4羽の家族らしい。

林縁で見られたエサキモンキツノカメムシ2匹
今年は樹液が少ないが、それでも常連のルリタテハ、サトキマダラヒカゲなどが来ていた。
結構遅くまで見られるコクワガタ。そういえばノコギリクワガタをほとんど見ていない。

2021年8月22日日曜日

サギたちのねぐら ダイサギ、コサギ、ゴイサギ

 8月に入って、水産試験場の北側の池にサギたちがやってきて塒にしているという。雨の合間をぬってようやく見にいく。

18時過ぎ ダイサギ30羽ほどが止まっていた

ややはなれたところにゴイサギ(若鳥)3羽の姿 成鳥たちは木の陰で休んでいるらしく、まったく見えない。周辺が闇に包まれる頃(19時ごろ)、ゴイサギたちは“クワッ”という声を発しながら、次々と飛び立っていくのが見えた。白っぽく見えたのが成鳥で、若鳥と合わせて20羽ほどいるようだ。
コサギも....5~6羽見る。コサギは減少傾向にあるので、一度に複数見られるのは貴重かも。
他にカルガモ、カイツブリが見られた。ハグロトンボも.... 
1時間の間にダイサギは数羽単位で次々やってきて19時までには100羽以上になったようだ。北西の方面からやってくる数が多い。南、東からもチラホラ。
8月9日18時50分頃の様子(Eさん撮影)

8月10日18時50分頃の様子(Eさん撮影)
利根川付近にいるサギたちが集まって来ていると思われる
Eさんの話によると、2014年頃から少数の塒入り(多くても30羽程度)が見られるようになっていたが、去年からその数が急激に多くなったとのこと。一方群馬高専の正観寺沼(高崎市中尾町)で見られたダイサギの塒入りは去年から見られなくなったそうなので、多数がこちらの池に塒を変えたようだ。この池はサギたちにとって、天敵から身を守るために最適な場所らしい。ただスペース的に何百羽は無理と思われる。ダイサギたち同士がどのようにコミュニケーションをとって、折り合いをつけているのだろうか。他にも塒があるはずだが、調べるのはなかなか難しい。秋になるとこのダイサギは冬のダイサギと変わるので、塒をチェックしているとその交代時期が分かるのではないだろうか。

2021年8月19日木曜日

榛名山、エゾゼミ再び、アブラゼミ、アオマツムシ、シロオニタケ?、フクラスズメ、サトキマダラヒカゲ、スジクワガタ、ヒメジャノメ、ヒメウラナミジャノメ、ハグロトンボ、ホシホウジャク

 久しぶりの雨がない朝、近くを散歩。

7時ごろの榛名山

8時過ぎの榛名山  秋っぽくなってきたような.....
雑木林の切り株にセミが.....! またもやエゾゼミだ。死んで間もないよう....。15日に見つけたエゾゼミもこの雑木林で発生したということだろうか??どう考えればよいのかわからない。専門家に聞いてみよう。

エゾゼミについて追記:
昆虫の森の知り合いのKさんに聞いてみたところ、いても不思議でないことが分かった。「エゾゼミは県内では主に標高500m~1000mくらいの場所の針葉樹林に生息しているが、しばしば標高の低い場所でも確認されいる。標高250~300mくらいの昆虫の森でも時々鳴いている。1990年代後半全国のセミのぬけがら調査では高崎の市街地でエゾゼミのぬけがらが記録されている。標高150mの雑木林で発生していたのか、より標高の高い場所から飛来したのかは、抜け殻の有無などより詳しい状況がわからないと判断できない。」とのこと。思いがけないことだったので、これからは声に注目、抜け殻等にも注視していこうと思う。

終焉のアブラゼミだろうか、もがいていた
アオマツムシ♂ 庭で鳴く虫のイメージがあるが、雑木林にもいるんだ
連日の雨で気が付かなかったが、庭でも鳴き始めていた
連日の雨で、林床にはキノコがニョキニョキ
大きな白いキノコがあちこちに見られた。有毒のシロオニタケ?
この大きさ 鋏を置いてもつぶれない
クヌギにいたフクラスズメとサトキマダラヒカゲ  今年は樹液が少ないようだ
数センチの大きさのクワガタ、スジクワガタと思われる
人差し指の関節より小さい
ヒメジャノメ 翅が痛んでいるので、二化目の個体かな?
ヒメウラナミジャノメ  きれいな個体だったので羽化間もない三化目?
水路で縄張り争いをしているらしいハグロトンボ♂たち
我が家のバタフライガーデンのハナトラノオに来ていたホシホウジャク
非常に活発に飛び回り、接写は難しい

2021年8月15日日曜日

ツクツクボウシ、エゾゼミ死骸

 12日のお昼前、網戸にセミが止まっているのに気がついた。大きさからツクツクボウシらしいと思って、写真を撮ろうと表に回ってちょっと近づいたら、すぐに逃げられた。

外の水道で手を洗っていたところ、セミが転がっているのに気が付いた。結構大型のセミだ。ミンミンゼミかなぁ~と思ったが、ちょっと違うような....?  すでに虫が来ていたので、やや時間が経っているらしく、色もあせているようだ。模様から、どうやらエゾゼミらしい。エゾゼミはよく山に行ったときに電気製品が壊れたようなジーッと大きな声で鳴くセミだ。山のセミが何で平地のそれも水道そばで??連日の雨で山から下りてきた?っていうことはないよね。どうしたのだろうか、とっても不思議!
大きさは6センチ以上ある
山で声は聞いても姿を見ることはないセミなのに、家でじっくり見られるとは....驚きじゃ!

2021年8月11日水曜日

アブラゼミ

 薄暗くなってきた6時40分頃、アブラゼミが夏椿にやってきて、鳴いていった。次はミンミンゼミかな?8月に入って、コオロギの声が鳴き始めた。今日もエンマコオロギが合唱している。

2021年8月8日日曜日

ツクツクボウシ、ツバメ

 今年も庭の夏椿にツクツクボウシがやってきた。去年は8月17日だったが、今年は早い。幹に溶け込む保護色でなかなか見つからず、ようやく見つけた。

隣家の壁に止まるツバメたち 家族だろうか。

2021年8月7日土曜日

アブラゼミの抜け殻、ハグロトンボ、ミヤマアカネ、ナツアカネ、シャクガ、ヨツボシホソバ、キマダラセセリ、コミスジ、キタテハ、ムラサキシジミ、サトキマダラヒカゲ

今朝、久しぶりに散歩へ。毎日の猛暑に朝の長時間の散歩を控えていたが、今朝はやや雲が多く、初めは気持ちよく歩けたが、一時間以上も歩くとさすがに最後は汗だくに.....。

7月に入って朝夕ヒグラシの声が聞かれるようになり、今はアブラゼミの声が多いようだ。といっても前橋では都会の蝉しぐれのような大合唱はなく、例年通りの程度。7月末にはツクツクボウシが鳴き、8月に入ってようやくミンミンゼミの声を聞いた。

アブラゼミの抜け殻

7月11日に見つけた抜け殻と比較するとこんなに違う。左2センチくらい。触角の第3節が長かったのでアブラゼミと思ったが、ツクツクボウシだったようだ。
ハグロトンボ 陽が当たらない林縁や林内でたくさん見られる。
8月3日大堰川で見たハグロトンボの群れ かなりの数いるようだ
ミヤマアカネ♂  少し体の色が赤くなっていた個体。縁紋もピンク色になっている。
ナツアカネ まだ田んぼ付近では見られず
林内で多数見られる。
エダシャクの仲間と思われるシャクガの幼虫  ニセアカシアの幼木で枝になりきっていた。
すぐそばにもう一匹、ヨツボシホソバと思われる毛虫が.....
キマダラセセリ 二化目と思われる
コミスジ 数頭見られた。こちらも二化目と思われる 接写できず、遠方からのボケ画像。
キタテハ夏型 色がちょっと濃く見えたので多分♂
ムラサキシジミ 久しぶりに林内で見られた。羽化したばかりなのか、飛んだ時に見られる表の紫色がきれいだった。
サトキマダラヒカゲ  林内の整備がすすみ、食草のアズマネザサが少なくなったので、数が減っている。