身近な自然  

2022年6月23日木曜日

キビタキ、シジュウカラ幼鳥

キビタキが毎日鳴いていたが、薄暗い林内、小さな鳥を見つけるのは容易ではない。今朝、ようやく姿をとらえた。これほど長い滞在は初めてのこと。繁殖している様子はないので、ここで夏を過ごすつもりなのだろうか。若鳥なのかもと思うが、本当のところは分からない。

シジュウカラの幼鳥たちが活発に動き回っている。バッタをゲットしたようだ。もう一人前。

ナナフシの卵

 体長10センチほどになり成虫になったナナフシ。これ以上は脱皮しないらしい。

Eさんが飼育箱を覗いて、卵がたくさんあるよと教えてくれた。私にはフンにしか見えなかったが、確かによく見ると、フンとは違った形の黒い塊がある。
卵を拾いだす。気が付いたときが6月21日で、すでに12個あり、22日に5個、23日6個で今のところ計23個、この調子で何個産むのだろうか。
25倍の単眼鏡で覗いてみると、こんな形と模様。体長4ミリほど。ここからあのナナフシが生まれるとは。自然界は不思議がいっぱい。

ムラサキシジミ、ツバメシジミ、ヒカゲチョウ、カノコガ、ヨツボシホソバ、ナガフゴマカミキリ、ヤドリバエ

 最近見た虫たち

家の畑の南瓜の葉に止まっていたムラサキシジミ  近くで羽化したのかも。

林縁で見つけたツバメシジミ 
ヒカゲチョウも多くなってきた
6月はカノコガの発生する時期。8月にもう一度発生する。
オレンジ色に黒い斑点のヨツボシホソバ。よく目立つ。
ナガフゴマカミキリ 存在感のあるカミキリ虫
ヤドリバエの一種 カナムグラの葉に止まっていた。

2022年6月17日金曜日

ガビチョウ、キジ、イワツバメ

ガビチョウがお隣の屋根の上で朗々と囀っていた。自宅周辺ですっかり定着したようだ。

ガビチョウをこんなにはっきりと見たことがなかったので、まじまじと観察。こんなに目がパッチリしていて、結構可愛い鳥なのでちょっと意外だった(^^;。白いアイリングが本当に目立つネ。声の音量がこれほどでなければ、飼い鳥として大事にされたかもだが、早朝からこの声で鳴かれればたまったものではない。無責任に放鳥された結果、日本でたくましく生きていかざるを得なかった鳥、君たちに責任はないのだけど.....。

  
全面表示はこちらから

キジがすぐそばにいたらしく、突然逃げ出したので驚いた。
細ケ沢川のイワツバメ、♂と♀が交代で抱卵中。交代の素早いこと、一瞬だった。


2022年6月16日木曜日

イチモンジカメノコハムシ幼虫、ヒメジャノメ、キマダラセセリ、スジグロシロチョウ、アカサシガメ、シマサシガメ、ハスジカツオゾウムシ、カタツムリ、ナナフシ

虫たちも増えてきた。最近見た虫たち。 

自分の抜け殻をしょったイチモンジカメノコハムシ幼虫。鳥のフンに擬態。

ヒメジャノメが多くなってきた。地味なチョウだが、よく見ると目玉模様がおしゃれ。
キマダラセセリ 羽化したばかりのきれいな個体
スジグロシロチョウのペア
緑の葉っぱの上に目立つ色のアカサシガメ
こちらはシマサシガメ
触ってもいないのに、殺気を感じてか、コロリ。私死んでいますポーズのハスジカツオゾウムシ

カタツムリがキノコを食べていた。確か赤いキノコだったはず。毒キノコも平気?
飼育中のナナフシ。脱皮を繰り返し、10センチくらいまで大きくなった。これで成虫になったようだ。脱皮の瞬間はついに見られずじまい。抜け殻は食べてしまうので、抜け殻もみられなかった。これからの産卵が楽しみ。
この画像を見るとまさにナナフシモドキ。食草のラズベリーの茎にそっくり。さてナナフシはどちらでしょう。

2022年6月12日日曜日

サンコウチョウの声、キビタキ

6月10日朝、サンコウチョウの声が聞こえた。今までにも6月に入ってサンコウチョウの声を聞いたのは何度かあるが、今回が一番遅い。数分おいてホイホイと鳴くので、場所を特定できない。いつもながら声はすれども姿は見えずで、確認することはできなかった。遅れてやってきた♀なのか、それとも若い♂なのか、いつも疑問に思っている。
 声 → こちら  間が開きすぎるのでくっつけてある

6月10日はキビタキも鳴いていて、まだいるのか、近くで繁殖しているのが、時々やってくるのか不明。2021年も6月9日に姿を見ている。  声 → こちら (地鳴き)

今朝のキビタキ

2022年6月6日月曜日

新田地域の湧水地見学

5月29日、南橘の自然観察と環境を守る会の会員の観察会で、太田市新田地域の湧水地を訪れた。 NPO法人 新田環境みらいの会のNさんに案内していただく。

新田の湧水群は大間々扇状地の南端部の標高55~60m付近に湧出しており、現在は20余箇所で見られるとのこと。昔はもっと多かったそうだ。平地でそれだけ多くの湧水地が見られるのは貴重である。今回は国指定史跡の矢太神水源とその近くにある妙参寺沼を見学した。

矢太神水源
湧水が砂を舞いあげているのが見られた。石田川の源流だそうで、平地に水源があるとは驚きである。石田川は、最終的には利根川に合流する一級河川とのこと。

湧水はここから南へ石田川へとつながっている。貴重な水源地のお隣には普通に見られる畑やハウスが広がっている。考えてみると不思議な光景だ。
許可を得て、水生生物専門家のTさんが遊水地に網を入れた。一すくいで網に入ったのは.....!?
アメリカザリガニ、エビなどが多数(@_@)。山の水源地ではありえない生物がいっぱい。やはり平地だ。ハゼのような魚も入っていた。
群馬県ではここだけにしか見られないナガエミクリが生息している。絶滅危惧種に指定されている貴重な植物。

妙参寺沼  
矢太神水源から南へすぐのところにあるため池。まわりには桜が植わっている。日本のため池100選に選ばれている。

サイコクヒメコウホネ 植栽されたものらしいが、きれいに咲いていた。

クロイトトンボ
他にショウジョウトンボ、シオカラトンボ、コシアキトンボ、ルリボシヤンマ?などが、コウホネ付近で見られた。
ショウジョウトンボ (Eさん撮影)
シオカラトンボ (Eさん撮影)

カイツブリ
外来種が流入するのはやむを得ないのかもしれないが、ミシシッピーアカミミガメが複数見られた。
(Eさん撮影)
サトキマダラヒカゲ (Eさん撮影)
外来植物のオオカワジシャも多い。
妙参時沼から矢太神水源に戻る道、石田川の石の上に止まるカワセミがいて、上流に飛んで行くのが見えた。小魚もたくさんいるこの川はカワセミのいい餌場なのかも。上流といっても矢太神水源で行き止まり。このあたりに常駐しているのだろうか。湧水地を巡っている?

2022年6月4日土曜日

ハグロトンボ、ナナフシ、コゲラのドラミング

 ことしのハグロトンボ初認は5月26日だった。例年は6月に入ってからだが、今年は早い。

今朝は♀を確認

飼育中のナナフシ、さらに大きくなって、7センチ以上。


顔、複眼の目が大きい

コゲラのドラミングといえば、木の幹を叩いているというのが普通だが、今朝は照明灯の上で叩いていた。十分に叩いた後だったのか、すぐに飛んで行ってしまった。2018年4月25日にも同じ行動を見ている。4年もたっているので、同じ個体ではないと思うが、響く場所をよく知っているようだ。6月なのに、まだ縄張り宣言?

2018年4月25日の動画 → https://youtu.be/IBWknLJ9NW4