身近な自然  

2023年4月10日月曜日

ホソミイトトンボ、エノキハトガリタマフシ

 我が家の畑で菜の花に来ていたミツバチを見ていたところ、足元でチラリと見えたのがイトトンボ!見失わないように目で追う。止まってくれたのでよくみると、ホソミイトトンボのよう。今の時期に見られるということは越冬個体らしい。何で畑にいるのか?

昨年の9月にやはり畑脇で茶色の個体を見ている。この辺に生息しているわけ??画像で見てみると、なんと獲物を捕食中だった(@_@)。
エノキハトガリタマフシ
畑の横に植わっているエノキ、大きくしないために冬には強剪定しているが、いっせいに若葉を出し始めている。その柔らかい葉にたくさん虫こぶができていた。幼虫で冬を過ごしたエノキハトガリタマバエが羽化し、子孫を残すために早速葉に産卵したらしい。
5~6月頃には虫こぶごと、地上に落下し、そのままの状態で夏も冬も越して、春を待つとのこと。面白い生活環を持っている。落下した虫こぶを探してみようかな?

クロボシツツハムシ

 テントウムシに擬態しているクロボシツツハムシ。幼虫で冬越し、羽化して間もない個体ではないかと思う。

ツツハムシの幼虫はとてもユニーク。3年前の2月、ネズミのフン(5ミリ程度)のようなものが動いているので、何だろうと思い、家に持ち帰って観察したことがある。親は産卵の際、フンを卵につけて産み落とすらしい。自分のフンをつけてその中で大きくなり、春に羽化するという変わった生態のハムシ。その時の幼虫の画像。この幼虫がクロボシツツハムシかどうかは不明だが、こんな感じで幼虫時代を過ごし、羽化してテントウムシに擬態して身を守るとは何とも”すごい虫”❣。