身近な自然  

2017年5月14日日曜日

ヒメクロオトシブミの揺籃づくり

去年は4月23日が初認だったが、今年は探してもなかなか見つからなかった。12日ようやくノイバラにいるのを発見。そして今日は揺籃を作っているところに出会った。


葉を切ってしおらせ、これから巻くところ。せっせと作るのは♀の役目。

揺籃が出来上がるまで一時間以上かかるはず....と思い、他を回ることにした。1時間10分後戻ってみると、ありゃ、きれいに出来上がっていた!ちょっと遅かった。そばに作業を終えた♀(多分)の姿。お疲れ様。

出来たてほやほやの揺籃。きれいに巻かれている。ただ巻いただけではほどけてしまうので、巻き上げの最後に葉の内側の部分を反対側に折り返してある。虫わざとは思えない精巧さ!

左側にいるのは♂かな?

2002年5月5日に見た揺籃づくりの様子
作るは♀、ただ見つめるだけ(見張っているだけ)の♂


追記:翌日同じ場所に行ってみると、前日の揺籃の隣でもう一つ作っていた。見張りの♂はおらず、♀がせっせと最後の仕上げをしていた。

完成かな?

ニホンカワトンボ、ヒメマイマイカブリ、アカサシガメ

雑木林の水路で少数ながら毎年見られるニホンカワトンボ。褐色翅型の♂も見られたが、画像は無色翅型の♀

林縁でヒメマイマイカブリに出会った。会うとちょっと嬉しい甲虫。雨あがりのせいか、光っていた。去年の11月末以来の出会い。

カナムグラの上にいたアカサシガメ♂

コチャバネセセリ、ダイミョウセセリ、アカジママドガ

チョウ目も増えてきた。

コチャバネセセリ
羽化したばかりらしく、パッと飛べないようだった。


ダイミョウセセリ
複数見られた

アカジママドガ
この変った止まり方はメイガかマドガ

ゾウムシ4種 オジロアシナガ、シロコブ、コフキ、ニセコナラシギ

5月も中旬になり、雑木林ではゾウムシが増えてきた。

オジロアシナガゾウムシ 
4月末にはすでに見られた。

本当にゾウさんそっくり

シロコブゾウムシ
これから夏にかけてクズ、ニセアカシアでよく見られる

ゴロリ

コフキゾウムシ
クズの葉で普通に見られる小さなゾウムシ

ニセコナラシギゾウムシ
去年は7月にやはり下草の上で見ている。クリシギゾウムシとそっくりなので、どちらなのかは分からないが、クリのないところなので、ニセコナラシギと判定。とても小さい。見た目では、この口吻でどんぐりに穴を開けるとはちょっと信じがたいほど細く見える。画像で拡大してみて、それなりにしっかりとした口吻とわかる。手にとっても死んだふりしないのねぇ~。