身近な自然  

2023年1月30日月曜日

潜水するオナガガモ

 昨日南橘の自然観察と環境を守る会主催の野鳥観察会が行われたが、ボート池でオナガガモがさかんに潜水する珍しい光景が見られた。カルガモの潜水は何度か見ているが、オナガガモが潜るところを見たのは初めて。

この冬、どういうわけか、海ガモ(潜水ガモ)のホシハジロ雄が一羽だけ滞在中。いつも池の真ん中で首を沈めて寝ているところばかり見ていたが、昨日は盛んに潜水して採餌しているようだった。誰かがもう一羽いるぅ~~というので、そんなはずはないと思いよく見ると、なんとオナガガモがすぐ傍で潜っているのだった。頭を水につっこんで逆立ちで採餌しているのはよく見られる光景だが、潜るとはどういうことなんだろう?ホシハジロの潜水を真似ている?真似して潜ったところ採餌の効率が良かったことを学習したとか?
潜る海ガモは脚が後方にあり、泳ぎに適した形状だが、潜らないカモたちは脚が前の方についていて歩行はできても泳ぎには適していない。でも餌が逆立ちしても届かないところにあれば、潜ってでも餌にありつきたいのではないだろうか。潜っている時間はせいぜい3~4秒くらいだったので、水草の餌をゲットするには十分なのかも。逆立ちして採餌できれば潜る必要もないわけで、いざとなれば、潜れるよ!っていうことなのだろうね。

ホシハジロ(1月14日撮影)

フユシャクの雌、マエアカスカシノメイガ、ナミホシヒラタアブ

雑木林に行くたびに、フユシャクの雌がいないかなぁと探している。夜探せばかなりの確率で見つけることができるが、真っ暗な夜の雑木林に一人出かけることはここ2年程行っていない。寒い上に、怪しい人物がいると通報される(-_-;)。で、見つける確率の低い昼間に探すことになるが、夜活動するフユシャクなので、ほとんど見つけるのは無理。

と、ところがたまに見つかることがある!今日は偶然にみ~~つけ\(^o^)/。かなり高いところに止まっており、種名は不明。多分ウスバフユシャクかウスモンフユシャクのどちらかの雌だと思われる。

2箇所別々のところで雄らしきフユシャクも飛んでいた。この雌は産卵を終えた個体と思われる。夜、この木の幹のどこかに産卵し、お腹の先の毛で巣をコーティングし終わり、ぐったりとお休み中?
残念ながらまだ一度も産卵しているのを見たことがない。夜に行かなくてはだね~。

マエアカスカシノメイガ
こんなに薄い体で冬越しするらしい。いままでも1月、2月に見ている蛾。まさか早々羽化したわけではないと思うが、どこも傷んでいない。
アオキの葉に止まっていたアブ、ナミホシヒラタアブだと思われる