身近な自然  

2020年5月13日水曜日

サトキマダラヒカゲ初認、マンジュウドロホコリ初見、他

サトキマダラヒカゲ初認 
地面で水分補給?をしていたようだ。整備で食草の笹が刈られているので、以前ほど多くはないが、多分見られなくなるということはないと思う。

今朝切り株の脇にくっつくマシュマロっぽい奇妙なものを発見。最初キノコかと思ったが、触るとふにゃとして柔らかい(私の指紋がしっかりとついてしまった)。考えられるのは粘菌だが、こんな大きな粘菌あるのだろうかと調べてみたら、どうやらマンジュウドロホコリという粘菌らしい。まんじゅうというのはなるほどと思うが、ドロとは?真っ白なのが、成熟すると黒くなってくるからと思われる。これからしばらく変化の観察をしてみよう。昨年から雑木林で見られる粘菌を知りたいと注意して見ているが、そう簡単には見つからない。これで2種類目かな?

こちらは切り株の上。本当にまんじゅうだ(*^^*)。

昨年6月に見た粘菌のツチホコリ?今年はもう少し見つけたい。

家の近くの小さな用水路で小魚が30匹以上死んでいた。時々水を止めるので、上流から流されてきたものの、干されてしまったのかもしれない。


魚を見ていて、はたと気づいたことがあった。以前、庭で小魚がモズのハヤニエになっていたことがあった。川がそばにあるわけではないのに、何故?と不思議に思っていたが、この魚を見て、ひょっとするとこのような状態の魚を捕らえてハヤニエにしていたのかもしれないと......何となく腑に落ちた。

セモンジンガサハムシ、アカサシガメ、ホソミオツネントンボ

サクラの若木で見つけたセモンジンガサハムシ。よく似たイチモンジカメノコハムシより一回り小さい。久しぶりに見た。

赤っぽい虫が飛んでいるなぁと見ていたら、葉っぱに止まってくれた。アカサシガメだった。

ホソミオツネントンボ
雑木林の中で飛んでいるか細いトンボに出会った。止まったところを確認。ホソミオツネントンボらしい。残念ながら接写できないところだったので、ズームで何とかとる。♂のようだ。雑木林で越冬し、水色に変身したたくましいトンボ。


2004年1月31日に撮った越冬中のホソミオツネントンボ(細身越年蜻蛉)

真冬に見たトンボだったので、いまだにその時のことを覚えている。これこそまさに一期一会。この年は暖冬だったらしく、暖かい日差しが注いでいた。目の前にヒラヒラ飛ぶトンボにびっくり。廻りに同化していて、目をそらすとどこにいるのか分からなくなる地味なトンボだった。こんな、か細いトンボのどこに寒い冬を越す力があるのだろうかと小さな虫の秘められたすごいパワーを感じたものだった。