身近な自然  

2016年9月9日金曜日

クワガタとポケモンGO

クワガタとポケモンGOとは何の関係もないのだけど.....。

去年から荒れた雑木林の整備が始まっているが、林の中に入りやすくなったせいか、この夏はクワガタやカブトムシを獲りに来る親子連れに何度か出会った。カブトムシはあまり見なかったが、クワガタはいつ行ってもいたので、結構多かったようだ。下草が刈られ、本来の雑木林に戻りつつあるということかもしれない。

今朝も小型のノコギリクワガタが同じところに7匹も見られた。すべて原歯型のノコギリクワガタのようだった。大顎の立派なノコギリクワガタは8月初めごろまで見られたが、中旬以降はすべてこの小型のクワガタになっていたように思う。いつもウジャウジャいたカナブンたちはどこへ行ったのか、全く見られないかった。

8月3日に見たノコギリクワガタ

今日のクワガタたち


湾曲している大きなノコギリクワガタより、このタイプのノコギリクワガタが、ノコギリの名前に一番ふさわしいと私は思っている....。

同じ木の別の場所にいたコクワガタ まだ健在のようだ

夏休みも終わったので、虫取りに来る子供たちはいなくなり、ようやくゆっくり樹液を堪能できるクワガタたちかな。

さて、巷で大騒ぎになっているポケモンGOとは何ぞやと思い、7月22日に配信になったその日に、物好きなおばさんはすぐダウンロードを試みた。日頃ゲームなんぞはしたこともないし、予備知識も何もないのに、さっそくやってみた。1か月以上たって、時々思い出したようにやってみてはいるが、いまいち何が面白いのがよく分かっていない。私の散歩コースではほとんどポケモンは現れない。どこでゲットするかというとお店の駐車場^^;。人が集まるところにポケモンは現れるようになっているらしい。だから人がまばらな散歩コースには現れないわけだ。ただ、散歩コース2か所にポケストップ(ポケモンをゲットするためのアイテムをチャージできるところ)があり、行くたびに思い出して入手しているので、アイテムが余り減らずにたまり、パチンコのように^^;、玉がなくなったから終わりとはならないので、いまだにゲームが続いているという......ヘ(。。ヘ)バキッ☆\(^^;)


7月末の朝日新聞に「ポケモンGoで昆虫採集の復権を」という記事が載っていた。この記事は有料コンテンツに掲載されているコラム「ポケモンGOは狩猟本能を刺激する? いつのまにか消えた“夏休みの昆虫採集”復権の好機か?」を短くまとめたものらしい。コラム全文を読んでいるわけではないが、ポケモンGOを本物の昆虫採集と結び付けられないものかということのようだ。

確かに昆虫採集はリアルな世界のポケモンGOゲームのようなもの。ただバーチャルの世界とは違って、お目当てのポケモン(虫)を必ずゲットできるというわけではない。何日も空振りなんていうこともある。だからこそ見つかった時の喜びも大きいと言える。ポケモンGOのようにどこどこに行けば必ず一つや二つレアなポケモンをゲットできるというわけではないのである。

はたしてポケモンGOと本物の昆虫採集とを結びつけることは可能だろうか。出来る人がいたら是非実現してほしい。スマホに現実の雑木林を映し出し、こんなところにこんな虫が隠れているよとのヒントを与えることならできそうだ。ただしいる可能性は大きいけれど、実際にいるかどうかは分からない。そう都合良くはいかないのが現実の世界だ。

いつだったか、こんなことがあった。雑木林で親子がウロウロしていたので、聞くと「カナヘビ」を探しているという。その子はカナヘビが好きなんだそう....。へぇ~(@_@;)。どこにいるか分かりませんか?と聞かれた。雑木林にくればいると思ったらしいが、どちらかと言えば家の周りを探した方が見つける確率が高い爬虫類。もちろん林で見かけることはあるけど、はい、ここにいるよ....なんて言えるはずがない。

私の結論:ポケモンGOと本物の生き物探しとのコラボは簡単ではない。

カナヘビ好きな子にあげたかった (H8.10.7孵化直後)



追記:9月20日の朝日新聞より

オナガサナエ、ナツアカネ、ショウジョウトンボ

台風崩れの温帯低気圧が去り、秋空が広がった。30度を超えて暑くなったが、乾いた暑さでしのぎやすかった。こんな夏だったら歓迎なんだけど。8月から9月にかけて不安定なお天気が続いている。来週また台風がやってくるらしい。

早朝の榛名山と秋の空

いつもの雑木林では、水路でオニヤンマが2匹悠然とパトロールをしていた。おなじ林縁でオナガサナエ(メス)がニセアカシアの葉に止まっているのが目に入った。8月初めには同じ林縁でコオニヤンマを見ている。両種とも普段いるトンボではないので不思議。風で飛ばされてきたのか、このところの増水で水場にヤゴが流されてきて羽化したものか不明。

複眼の間が離れているのでサナエトンボの仲間と分かる。

ちなみに同じサナエトンボの仲間のコオニヤンマ(2014.7.28嶺公園にて撮影)と比較すると、複眼の間の離れている間隔が広い感じ。

ナツアカネ♂はすっかり赤とんぼになっていた。枝の先が好き。飛んでもまた同じ先に止まる。


敵同士だと思うが、このように並んで止まっているのをよく見る。

ナツアカネ♀

未成熟のナツアカネ♀のようだ

赤とんぼではないが、先日見たショウジョウトンボ
稲の穂が見えるが、手前は広くあいていて、稲が植わっていない水場になっており、抽水植物が見られる。そこにシオカラトンボに混じって3匹も見られた。この周辺では珍しい。ぬかるんで転びそうだったので、近くで撮影できず..。