身近な自然  

2025年4月23日水曜日

ナナフシ

先日の「ダーウィンが来た」 は“ナナフシの七不思議”についてだった。2022年~2023年の2年、ナナフシを飼育したことがあるので、興味深くみた。

桜で育てたナナフシの糞でお茶とはへぇ~~と驚いた。ナナフシの糞には桜の成分のクマリンがたっぷりで、美味しいお茶になるらしい。今度飼育したときには試してみたい😊。

もう一つ驚いたのはエダナナフシの卵についている突起(蓋帽)。スミレの種についているエライオソームと同じように栄養豊かな脂肪酸などが含まれているという。つまりナナフシの卵は種に擬態していて、アリに運ばせて分布を広げているらしい(@_@)。突起のついているエダナナフシのような卵だけなのか?飼育したことのあるナナフシモドキの卵には突起はないが、こちらも種そっくり。鳥が種だと思って飲み込むことに依存しているようだ。アリや鳥を利用して運ばせているとはナナフシはすご~い。

2年前の秋に庭にあるオオシマザクラの下に飼育したナナフシの卵をバラまいておいたことがある。このオオシマザクラ、かなりの大木になりそうで、一昨年2月、途中から伐採。

今日、何気なく葉っぱを眺めていたら、な、なんと葉っぱの上にナナフシがいるぅ~~ではないか(@_@)。孵化して間もない初令幼虫ではないかと思われる。昨年は気が付かなかったが、この木で世代交代があったということのようだ。伐採して目の高さになったので、ナナフシを見つけやすくなったということかも。1匹を見つけて、そのあとにもう1匹も発見。体長15ミリ程度。たっぷり葉っぱがあるので、この木で成長すると思われる。大きくなったらまた飼育してみようかな。