身近な自然  

2017年5月30日火曜日

コガタスズメバチ、ヨツボシケシキスイ、オオミズアオ、トビイロトラガ、アオオサムシ

クヌギの樹液に虫たちが集まっていた。
コガタスズメバチとヨツボシケシキスイ

鳥に食べられたのか、オオミズアオの翅が.....

洗濯物を干していたら、バタバタと飛ぶ蛾の姿。椿の葉に止まった。トビイロトラガだった。クモの巣のように見えるのは翅の模様。「私死んでますぅ」の擬態?

飛べないアオオサムシが速足で歩いていた。メタリックグリーンが美しい。光の加減で微妙に色が変化する。夜行性だが、昼間に何度か出会っている。


同じ虫とは思えない色に見えることもある。


キタテハ、ルリシジミ、アサマイチモンジ、サトキマダラヒカゲ

キタテハ 庭のカルミアにやってきた

林縁で出会ったルリシジミ


町内のTさん宅の素晴らしい庭がオープンガーデンとして開放されていたので見に行く。
池まである本格ガーデン

大きなチョウが飛んでいたので追いかける。アサマイチモンジだった。久しぶりに見た。

サトキマダラヒカゲも飛んでいた


2017年5月27日土曜日

オオムシクイ、コチドリ、オオヨシキリ、イワツバメ、ツバメ

今年も旅鳥のオオムシクイが近くの雑木林を通過中。6月5日頃まで渡りは続く。今朝はカラ類やヒヨドリの声に混じって声が聞かれた。活発に移動しているらしく飛ぶ姿は見られたが、しっかりとらえるのは至難の技。今朝は久しぶりにエナガの集団に出会えた。この雑木林で生まれた個体群なのかどうかは不明。

オオムシクイの声 → こちら
2012年5月25日撮った画像

コチドリの番(多分2組)が上武道路脇で見られた。これから工事が行われる場所で、バラスが敷かれた状態。このような場所が好きらしい。どこかで抱卵しているのかも。



細ケ沢川のオオヨシキリ

約10年ぶりに細ケ沢川に戻ってきたイワツバメが繁殖を初めて4年目。今年も橋桁で去年の巣をリフォームして?抱卵中のようだ。


ツバメは民家の玄関前で抱卵中。この家では、ここ5年ほど毎年営巣しているそう....。カラスからヒナを守るにはいい玄関の奥まったところ。

前橋市では「みぢかな季節かんじ隊」ツバメ調査の隊員募集中




2017年5月24日水曜日

ニホンカワトンボ♂

こちらはまだ成熟していない個体

こちらは成熟してお腹が白く粉をふいている

クモ3種 アリグモ、マミジロハエトリ、クロスジオチバカニグモ

葉上にいるクモも多種多様。人の気配にすぐ葉裏に身を隠す。

アリグモ
アリそっくりのハエトリグモの一種。1センチにも満たない大きさなので、アリと思って見過ごしてしまうが、雄は大顎が大きいので、さすがにアリとは思えない。♀は昔確認したものの、その後見ていないので見過ごしているのだと思う。


2006年4月29日に見た♀ 脚を勘定しなけりゃ、どう見てもアリでしょ。前の脚を触角に見せかけたりするので、脚の勘定も間違う^^;。

マミジロハエトリ♀ 葉上でよく見るクモ 何となく愛嬌がある

クロスジオチバカニグモ? コフキゾウムシをゲットしたらしい。へぇ~。

蛾5種 ホソオビヒゲナガ、ユウマダラエダシャク、マエキトビエダシャク、ウスキクロテンhメシャク、キナミシロヒメシャク

蛾も増えてきた。翅の色、模様もいろいろ、なかなか美しい。シャクガが多い。

ホソオビヒゲナガ♀ ♂を探したが見つからず...

ユウマダラエダシャク

マエキトビエダシャク
庭のカポックにやってきた。葉の裏に朝の6時前から夕方の6時まで同じところでジッと止まっていた。夜活動だろうか。

ウスキクロテンヒメシャク

キナミシロヒメシャク(多分)
上のヒメシャクとよく似ているが、微妙に模様が違う

2017年5月20日土曜日

シジュウカラ

雑木林ではシジュウカラがよく鳴いている。どこに巣があるのだろうと探して見つかるものではないが、高い木のウロにでも巣を作っているのではと想像していた。

今日林内を歩いていたら、声もなしにシジュウカラが横切り、枝に止まって鳴いた。双眼鏡で見ると口にイモムシをくわえていた。近くに巣があるらしい。木のウロなんてなさそうだしと思いつつ、大きな木に隠れて見ていると、なんとシジュウカラは木の切り株に飛んできて、消えたのだった。しばらくすると出てきて、また飛んでいった。急いで切り株に行ってみた。え?こんなところで子育てしてるの?

親が戻ってきてはマズイので、近くの木の陰から様子をうかがっていると、親が飛んできて、切り株に入っていった。ヒナの声は聞こえないが、この切り株のウロの奥にヒナがいるらしい。こんな低い切り株に作るとは、ちょっと驚いた。ヘビに見つかったらひとたまりもないね。無事に巣立ちますように.....。人間が邪魔をしてはいけないので、そそくさと離れた。

餌はクモ?

出るときはヒナのフンを運ぶ


ハナグモ、ヤブキリ、クヌギカメムシ

待ち伏せして獲物を狙うハナグモ♀ アブを捕らえていた

ヤブキリの幼虫 複数見られた

クヌギカメムシの一種

2017年5月18日木曜日

エゴツルクビオトシブミ

先日ようやくエゴツルクビオトシブミの揺籃を見つけた。作ったばかりの揺籃だ。

今日、雨上がりに探してみると、たくさんあるエゴノキの中に揺籃がぶらさがっているのが結構見つかった。今年は涼しい日が多かったせいか、例年より遅く、5月も中旬になって揺籃づくりが始まったようだ。作り主を探したが、なかなか見つからない。ようやく一本のエゴノキの葉上にいる♂を発見した!次は♀の揺籃づくりを見たい。2002年の様子


2017年5月17日水曜日

オオヨシキリ、スズメ

今日、雑木林でキビタキの地鳴きを聞いた。ひょっとしてずっといたのだろうか。シメがまだいた。

桃ノ木川や細ケ沢川ではオオヨシキリが競って鳴いている。密度が高い。しばらく競演が続く。

散歩していると、民家の屋根付近からスズメのヒナの声がさかんに聞こえてくる。スズメの子育て真っ最中のようだ。隣家の瓦屋根の隙間でもひっきりなしにヒナが鳴いており、親が休む間なく餌を運んでいるのが見られる。

この狭い隙間に入っていった

庭には別の親子か、すでに巣立ったヒナを連れて毎日やってくる

2017年5月14日日曜日

ヒメクロオトシブミの揺籃づくり

去年は4月23日が初認だったが、今年は探してもなかなか見つからなかった。12日ようやくノイバラにいるのを発見。そして今日は揺籃を作っているところに出会った。


葉を切ってしおらせ、これから巻くところ。せっせと作るのは♀の役目。

揺籃が出来上がるまで一時間以上かかるはず....と思い、他を回ることにした。1時間10分後戻ってみると、ありゃ、きれいに出来上がっていた!ちょっと遅かった。そばに作業を終えた♀(多分)の姿。お疲れ様。

出来たてほやほやの揺籃。きれいに巻かれている。ただ巻いただけではほどけてしまうので、巻き上げの最後に葉の内側の部分を反対側に折り返してある。虫わざとは思えない精巧さ!

左側にいるのは♂かな?

2002年5月5日に見た揺籃づくりの様子
作るは♀、ただ見つめるだけ(見張っているだけ)の♂


追記:翌日同じ場所に行ってみると、前日の揺籃の隣でもう一つ作っていた。見張りの♂はおらず、♀がせっせと最後の仕上げをしていた。

完成かな?