身近な自然  

2016年8月31日水曜日

ヒガンバナ開花

台風一過、青空が広がる爽やかな日となった。すっきりとしたお天気は久しぶり。日差しはまだ強いものの、そよぐ風に秋を感じる。8月最後の日。季節は秋へ~。

垂れる稲穂と赤城山

ヒガンバナがそろそろ咲くのではと毎年定点観察をしているところに行ってみた。この場所は他よりいち早く咲き始める。ここ数日涼しくなったので、開花適温になったらしく、咲き始めていた。

ヒガンバナの開花は花芽が形成される時期(6月下旬~7月)の気温と関係があるようで、この時期に気温が高いとヒガンバナの生育を早め、開花適温が20~25度になると咲き始める。今年の開花は去年とほぼ同じようだ。ヒガンバナで分かるその年の夏の気温といえるかもしれない。

近くの別の場所でも早々と咲いていた。やはり毎年早い場所。



ウラナミシジミ、トモエガ

畑で活発に飛ぶチョウがいた。落花生に止まったので、よく見るとウラナミシジミだった。このチョウはウスバキトンボと同じように南からやってきて北海道まで達するが、冬を越すことはできず死に絶えてしまう。

ギョッ!落花生に産卵しているようだ。


12月初めごろまで生きているのを見たことがあるが、この地で子孫を残すことはできない........。


サツマイモのツルを返していたところ、バタバタと飛ぶ蛾がいた。止まったところを見ると、トモエガだった。ハグルマトモエかな?何故こんなところに?


2016年8月28日日曜日

ノスリ

午前中、細ケ沢川の水質検査へ。親水公園近くで、カラスが騒いでおり、大型の鳥を追いかけていた。やがて鉄塔に止まるのが見えたが、双眼鏡を持っていなかったので、はっきり分からない。3倍ズームのカメラで撮って、拡大してどうやらノスリらしいと判明。ノスリを見るのは。いつも9月末ちかくなので、8月に見るのは珍しい。早々と山から下りてきたのだろうか。

2016年8月26日金曜日

ギンスジキンウワバ、ヨツスジヒメシンクイ、シロコブゾウムシ

家の中にいたヤガのギンスジキンウワバ。どこから入ってきたのか。飼育できないので、外に帰ってもらった。

目がこわっ!

林縁でよく見るヨツスジヒメシンクイ  非常に小さな蛾
シロコブゾウムシ しばらく見なかったがまだ健在

アマガエル

金色のアマガエルといいたいところだけど、かなり黄色味が強いアマガエル。色変わりのカエルはよく見るが、これほど黄色なのは珍しい感じ。

ノコギリクワガタ

クヌギにまだノコギリクワガタが見られる。7月に見ていた個体は大きく、大顎も湾曲した立派だったが、今の時期に見るノコギリクワガタはみんな小型で大顎もまっすぐだ。気温が高くなると幼虫が十分な大きさにならないうちに蛹になって羽化してしまうかららしい。チョウでもびっくりするほど小さい個体に出会うことがある。同じことだろうか。

7月19日

8月19日

先日、クワガタ取りにやってきた親子と出会った。下小出からきたとか。早朝に一度きたらしいが、先客がいたことと、オオスズメバチがブンブンしていたこともあって退却し、出直してきたとのこと。残念ながら一匹もいなかったとか。別の場所で小型のクワガタを見ていたので、案内する。3匹ゲット。親子からえらく感謝された(^^)。

2016年8月21日日曜日

アオマツムシの声初認、ムラサキシジミ、ゴイシシジミ

夕方、アオマツムシが鳴いているのに気が付いた。今年初である。大体20日前後から鳴き始めるので、平年並みかな。

雑木林でムラサキシジミを見る。それも3ヵ所で。二化目だろうか。メスのようだ。

こちらはまったく開かなかった。裏側は地味な色なので、目を離すとどこにいたのか分からなくなる。

ゴイシシジミが3頭、シノの裏にとまっていた。このチョウがいるところにアブラムシがいる。

2016年8月20日土曜日

第2回わくわく子どもまつり

去年に引き続き、前橋プラザ元気21で行われた「わくわく子どもまつり」に参加。
野鳥のブローチ作りのコーナーを担当
木でできた鳥のブローチに色を塗り、ニスでツヤを出してできあがり。大勢の子どもたちがきてくれた。また来年もくるね~と言って帰っていく子どもたちもいた。

翌日の上毛新聞の記事

2016年8月19日金曜日

ウスバキトンボ、オオシオカラトンボ

夕方4時頃、裏庭にウスバキトンボが集団で来ていた。ほとんど止まらないトンボだが、夕方ということもあってか、何度か止まってくれた。♂は成熟するとお腹や背中が赤くなるが、まだのようだ。



2匹、まったく同じ角度でとまっている

空をバックに....

和名は薄い翅の黄色のトンボ、薄羽黄蜻蛉だが、英名はwandering glider 放浪するグライダー。渡りをするトンボなので的を得ている命名かな?と思うが、響きがちょっとたくましい感じ。実際は翅が薄いので手荒に捕まえると壊れてしまうほど非常に華奢なトンボだ。翅を薄くして長い飛行に耐えられるようになっている。産卵をして世代交代を繰り返しても、子孫を残せない悲しき蜻蛉。「wandering glider」より「薄羽黄蜻蛉」のほうがしっくりくる名前だと思う。

おまけ:英名で思い出したこと、お馴染みのベニシジミは英名が small copper という。小さな銅って、なんて味気ない名前なんだろう。モンシロチョウだって、small white そのまんまだもんね。日本語は美しい。

林縁で出会ったオオシオカラトンボ

2016年8月17日水曜日

ツクツクボウシ、アブラゼミ

TVでお天気お姉さんが話をしているそばでセミの声がにぎやかに聞こえていた。前橋では散発的に鳴いているものの、蝉しぐれとまではいかない。いつも何故前橋ではセミが少ないのか不思議に思っている。

ツクツクボウシが庭に毎日のようにやってきて鳴いていく。昨日は夏椿の幹にとまって鳴いていた。

数日前は窓のすぐそばの木でツクツクボウシが鳴いていたので探したが、見つけたのはアブラゼミ。合唱せずに、こちらはただ休んでいただけのようだ。

オスグロトモエ、アカスジキンカメムシ幼虫、セグロアシナガバチ、オオスズメバチ

林縁を歩いていたら、足元からバタバタと飛ぶ大型の蛾、オスグロトモエがいた。巴模様がよく目立つヤガの一種。毎年見られる。春型と夏型がある。

夏型のオスグロトモエの♀ 大きく飛び方ものろいので、鳥にとっては捕まえやすい獲物だと思うけど、この目玉のような模様で鳥をよせつけないのだろうか....。

アカスジキンカメムシの幼虫 成虫とは全くちがう。

ヤブガラシに吸蜜にきていたセグロアシナガバチ
ヤブガラシの小さな花には蜜がいっぱい。爪楊枝に蜜をつけて舐めるとほんのり甘い。

オオスズメバチは樹液が大好き。

エンマコオロギ、ゴミムシ、トノサマバッタ

畑の草むしりをしていてコンクリート脇の草を抜くと、ゴミムシなどいろいろな虫がゾロゾロ這い出してくる。

エンマコオロギ  左脚がない

左が幼虫 成虫とくらべると随分黒っぽい

ゴミムシの一種

こちらはゴミムシの幼虫のようだ

畑にいたトノサマバッタ こちらは右脚がない




2016年8月14日日曜日

チュウサギ?

田んぼに白いサギの集団がきていた。8羽もいる。遠目ながらダイサギより小さく見えたので、夏鳥のチュウサギかもしれない。非常に用心深く、近づくといっせいに飛び立つのではっきりととらえられなかった。画像もボケていたが、口角の長さからチュウサギではないかと思う。