身近な自然  

2018年10月6日土曜日

オンブバッタを.......


ブロッコリの葉っぱをムシャムシャ食べるオンブバッタ!困っている。握りつぶすのも嫌なので、遠くへ放っているが、それじゃまたすぐにやってくる。いたちごっこの毎日。で、考えた。食べてみようかと.....。イナゴより小さくて食べ甲斐がないけれど、食べられないはずはない。葉っぱに止まっているので、いくらでも捕獲可能。すぐに10匹ばかりつかまえた。イナゴ同様、一晩袋に入れて絶食状態にしてフンを出させる。驚いたことに2日たっても、袋の中でピョンピョンしているぅ.....。絶食させてもバッタって2日くらい平気なんだ。一つ学習した。洗おうと水の中に入れたが、これまた元気で飛び出してくる。あなどれないオンブバッタだぁ。止む無く目をつぶって釜茹でに.....!我ながらすごいことを!! バッタはエビのように赤くなった。そのまま唐揚げにしようかと思ったが、ちょっと姿そのままは.....(-_-;)。で、衣をつけて天ぷらに。

小エビを食べているような感じ。結構美味である。一匹では小さいので、数匹まとめて衣をつけたほうがいいかもしれない。天ぷらだとカラが舌に残る感じなので、パリパリの唐揚げがいいかもしれない。慣れる必要があるが、おいしかったので、また試してみようと思う。昆虫食の第一歩なり!(^^)!

国連の機関、FAO(国連食糧農業機関)が、爆発的に増える人口に対処し、飢餓を防ぐために、昆虫を食料・飼料の資源として、もっと目を向けるべきと提言している。すでに世界では、アフリカ、中南米、アジアなど20億人が昆虫を常食し、その昆虫の種類は、カブトムシ、甲虫、イモムシ、アリ、ハチ、バッタ、コオロギなど1900種以上になるのだそう。飽食の日本にあっては、実感できないが、世界では、未だに8億7000万人が飢餓に苦しんでいるとのこと。肉を生産するために、大量の穀物を消費していることは周知の事実。牛肉1キロに必要な飼料のトウモロコシは8キロにもなるのだそう。これだけのトウモロコシがあれば、多くの人を養うことができる。もし昆虫を食糧として飼育すれば、虫1キロに必要な餌は2キロですみ、牛肉の四分の一でよい計算になる。さらに昆虫は、タンパク質や脂肪、ビタミンなどの栄養素が豊富であること、どこにでも生息し、増殖も早いため、環境への負荷が少ないことなど、いいことずくめなのである。

今まで困った存在のオンブバッタ、見る目が変わりそう.....だわい(^^;