雄雌お互いに糸を引いて空中にぶら下がった状態。雄のグローブのような触肢(昆虫の触角のようなもの)が雌のお腹の上の部分をサンドバッグよろしく、アッタックしているように見える。雄より大きな雌は雄の脚で押さえつけられて身動きできない状態で、お腹をバンバン叩かれたり、ぐりぐりされている。手元にある学研のクモの図鑑を見ると、雌には腹部にある書肺という呼吸器官の下のところに受精のうという受け取った精子を貯蔵しておく袋状の生殖器官がある。ワカバグモの繁殖は、雄が触肢の先端に貯めておいた精子を雌に受け渡すことで成立する。
雄は雌に逃げられないように羽交い絞めにして、必死な様子。くるくる回ったりかなり激しい。よくまぁ糸が絡まないものだと不思議に思う。
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クモの眼は単眼で8個の数を持つ個体が多いが、小さすぎてそれを人間の肉眼で確認するのは結構難しい。拡大して見て、ようやく数えられる。
ワカバグモ♀の眼の拡大画像
小さい生き物で良かったかも。このお目目でそれなりの大きさの生き物だと、ちょっと引いてしまうかもね。クモには人間がどのように見えているのだろうか。葉の上のクモを覗き込むと瞬間に葉の裏に逃げ込んでしまう。葉上の生き物で一番敏感なのはクモ。眼が多いから?なんて思っていたが、実際はどうなんだろう。
翌朝、雄が同じ場所にいた。
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