身近な自然  

2024年5月31日金曜日

巣立ったばかりの子ツバメたち

家の物干しに止まる子6羽の子ツバメたち。近くで巣立ったばかりのよう。窓越しに観察。



親ツバメは大忙し
子育て上手なお母さん、5月中に1回目を終え、これから2回目かな?


2024年5月23日木曜日

アカボシゴマダラ、キジ

 林縁にいた赤い斑点のない春型の個体。特定外来種。庭でもよく見られるようになった。

この時期はキジの姿をよく見る。また声もよく聞かれる。私が現れたので、あわてて逃げて行く(^-^;。

2024年5月18日土曜日

繁殖の季節

 鳥たちにとって4月~6月は繁殖の季節。

シジュウカラが巣箱で子育て中。繁殖前はにぎやかにツーピーツーピ―と鳴いていたのに、子育て中は全くの沈黙。巣の出入りも素早い。

ヒナのフンを運ぶ
ムクドリもヒナのためのエサをくわえている
家の椿の高い所をカオジロガビチョウが出たり入ったりしているので、どうやら巣があるらしいと思っていたが、ある日ハシブトガラスが椿に顔を突っ込んでいるのを発見。私の姿に飛んで行ったが、巣を襲っていたのではないかと思う。

モズも巣作りをしていて、卵も確認していたが、4月末にパタッと姿を見せなくなった。ヒナが巣立つには早すぎるので、どうしたのかと思っていた。5月に巣を見たら卵もなく空っぽ。これはヘビに襲われたのかもしれない。その後モズの姿を見ていない。別の場所で繁殖やり直し?
人工物をたくさん使ったモズの巣
ムクドリの卵が畑に落ちていた。カラスの仕業?毎年この時期家の周辺で見る。
ノスリ♂
ヒナ誕生で、常に警戒している♂。私は要注意人物なのか、普通に歩いているのに、頭の上にやってきて威嚇しているようだ(-_-;)。

ハサミツノカメムシ、モンシロチョウ

ハサミツノカメムシの♂
久しぶりに見るツノカメムシ。鮮やかな赤色のハサミが目に入り、気が付いた。赤い肩も目立つ。♀にはハサミはない。♂のハサミは♀を挟むためのものらしい。まだ新成虫ではないと思うが、越冬個体なら随分きれい。
モンシロチョウ
朝食を摂っていたら、窓でバタバタするチョウが目に入った。外にいるのではなく、何と家の中側にいる。何で??よく見ると、羽化したてのようなきれいな個体。
どうやら家の中で羽化したと思われる。台所に置いてあったキャベツについていた青虫が脱走し、家の中で蛹になり、今朝羽化したのかも。蛹を探したが分からない。外に出してあげたら、ヒラヒラと嬉しそうに?飛んで行った。

2024年5月7日火曜日

キンラン・ギンラン

 今年も雑木林でキンラン・ギンランの花が見られた。ボランティアで定期的に下草刈りが行うようになって10年。毎年見られるようになったのは管理が続けられているからと思われる。ただ昨年見られた場所で今年は花が見られないこともあり、条件が揃わなければ咲かないらしい。

昨年思いがけず見事な花が見られたところでは、今年も同じように咲き、その周りで去年は見られなかったのに、今年はポツンポツンと小さいながら数株増えていた。さらにそこからやや離れたところで、ギンランが何株か楚々と咲いていた。

キンランの芽だし 4月8日

4月15日
4月21日

4月25日
4月27日
4月29日
小さな株も近くに
5月2日 前日の雨で花が少し落ちていた。もう少し開いていいはずだが、蕾と半開き
ギンラン
キンラン、ギンランにとって咲く条件が揃ったいい場所のようだ。さらに条件が整えられるように整備・管理していきたい。

2024年5月4日土曜日

コゲラ、拾い物、鯉のぼり

今朝はセンダイムシクイ、エゾムシクイがよく鳴いていた。姿もチラリ。葉が茂り、捉えるのは至難の技。メジロの声がにぎやかで、エナガの姿も一瞬見られた。コゲラだけゲット。

先日拾ったノスリの羽 尾羽かな?
拾った時は羽が乱れていたが、なでなでして下の画像のようにピタッと貼り合わせる。鳥にとっては羽は命、羽繕いをして常に正常の状態をキープしなければならない。羽の先がギザギザになっており、きれいにくっつくような仕組みになっている。
明日は子供の日、民家の鯉のぼりと榛名山。良いお天気で、鯉にとってはちょっと風が弱かったが、心和む風景。

2024年5月3日金曜日

アリとエライオソームを持つ植物

 4月27日の午前中、庭でアリが大騒ぎ(のように見えた)。たくさんのアリが巣穴を出たり入ったりしている。何事?と思ってしばらく観察。有翅のアリも混じっている。飛んで行くのもいた。今まで見たことがないが、ひょっとしてこれがアリの結婚飛行?あとでアリハンドブックを見て、このアリはクロナガアリらしいと分かった。

この有翅のアリはひょっとして女王アリ?
手元にノジスミレのタネがあったので、近くに置いてみたが、目もくれない。じっと見ているわけにもいかず、その後しばらくして見にいったところ、あれだけたくさんいたのに一匹のクロナガアリも見当たらず、シーン。あれは何だったの???
ただクロナガアリ用に置いたノジスミレのタネは全部無くなっていた。やはり運んだのかな?と思っていたが、そうではなかった。

ノジスミレのタネが別のアリによって運ばれたらしいことが判明。タネは近くにあった別のアリの巣近くに並べられており、1個ずつ巣穴に運んでいるのが見られた(@_@)。
クロナガアリの大きさの二分の一ほどの小さなアリが運び主だった。トビイロシワアリではないかと思われるがよく分からない。
試しに雑木林で採集したムラサキケマンの種を置いてみた。スミレとは違い、真っ黒。
巣にせっせと運んでいた。

エライオソームを持つ植物
スミレの種をアリが運ぶことはよく知られている。スミレばかりではない。手元にある30年前に発行された「種子(たね)はひろがる」(種子散布の生態学)という本によると、春の妖精と呼ばれるカタクリをはじめアリによる散布植物は日本国内になんと約200種もあるとのこと。それらの植物には「エライオソーム」というアリを引き付ける栄養たっぷりの脂肪酸、アミノ酸、糖などが含まれている付属体がくっついる。

雑木林に外来種のスミレやオダマキの花が咲いているのが不思議で、アリの仕業かと思い調べてみたいと思ったのがきっかけでタネを集めている。たまたま庭にタネを置いたところ、アリが運んでいるのを観察することができたというわけ。

ノジスミレのタネ

20倍に拡大したタネ(1.5ミリ)白っぽいのがエライオソーム
ホトケノザのタネ(1.5ミリ)
ムラサキケマンのタネ(1ミリ)
クサノオウのタネ(1ミリ)
タネが入っている鞘がまだ熟していないのを切り開いて取り出したので白っぽい

ひょっとすると、アリはタネなら何でも運ぶ習性があるのかもしれないので、エライオソームのないタネも置いてみて、実験する必要があるかも。
それにしても植物たちはなかなかの戦略家。タネを弾き飛ばして増やし、さらにはアリに運ばせて離れた場所にも根付かせるのだから。

2024年5月2日木曜日

ヒメウラナミジャノメ、ヒメクロオトシブミの揺籃、チビアカサラグモ、メスアカケバエ、ミズキの花

ヒメウラナミジャノメ
平年よりやや遅い初認。一斉に羽化したらしく、あちこちで飛んでいた。

ヒメクロオトシブミの揺籃
オトシブミの季節。ノイバラで探したが見つからず。でも揺籃は2個ぶらさがっていた。
チビアカサラグモ
2ミリ程の極小蜘蛛。真赤で、よく目立つので、小さくても存在に気がつく。
メスアカケバエ
ケバエの季節。イヌシデの果穂に止まっていた。
いつの間にかミズキの花が咲き始めていた