セリバヒエンソウ、アメリカフウロ、ギンラン、カラスビシャク | 身近な自然  

2016年5月7日土曜日

セリバヒエンソウ、アメリカフウロ、ギンラン、カラスビシャク

細ケ沢川近くで咲いていたセリバヒエンソウ(Delphinium anthriscifolium) 

10年近く前に赤城山麓の馬事公苑近くの雑木林で見たのが最初だった。1996年発行の朝日百科の「植物の世界」には、日本では植物園など限られたところでしか見ることができないとあったが、その後いつのまにか身近なところでも見られるようになった。中国原産の一年草。

ゲラニウム・カロリニアヌム(Geranium carolinianum
新種の植物を探している帝大生がこの植物を見つけ、親の名前をつけたいと喜んでいたものの、すでに京都で発見との新聞のニュースにがっくりするという、NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」の中の一コマの話。今朝散歩していて、アメリカフウロがあちこちで咲いているのを見て、このドラマを思い出した。「植物の世界」によると、この植物は北アメリカ原産の帰化植物で、昭和初期に日本に入ってきた一年草とある。ドラマの時代と合っている。日本で最初に発見したのは牧野博士らしい。ネーミングはそのままアメリカフウロとしたようだ。帝大生の親の名前でなくて良かったような.....^^;。

ギンラン(Cephalanthera erecta
昨年秋に里山復活を目指して、アズマネザサの下草刈りなどを行われたが、その効果が早くも現れている。キンランは2株見られ、ギンランが林内のあちこちで咲いているのが見られるようになった。眠りから覚め、楚々と咲くギンラン、里山復活のまずは第一歩である。



林縁で見られたカラスビシャク(烏柄杓) 畑でも見られる。
塊茎を乾燥させたものが漢方薬の「半夏(はんげ)」。


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